アナール学園

不実なる街の住人「アナール学派」のブログです。

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smoking?drinking?

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(この画像は、とあるサイトの掲示板に投稿したものの再利用です)

映画『コンスタンティン』を見た。
キリスト教的な強烈な二元論の狭間で揺れる人間を描いた、まあまあ面白い映画だった。
しかし、面白かったにもかかわらず、上映中何度も席を立ちかけた。
理由は、俺が禁煙三日目だったからだ。

劇中、キアヌ扮するヒーローは、バカバカとタバコを吸う。まるで、機関車のように煙を吐き出し続けるのだ。
その度に俺は、うらやましさに喉をひくつかせた。唇を噛み、舌先が今は無きタバコのフィルターの断面を探して震えた。
で、映画が終わるやいなや俺は灰皿の前に駆け寄り、プカプカと紫煙を燻らせた。そして、今、こうやって文章を書いている瞬間にも煙を噴出している。
スタートに戻る。元の木阿弥だ。
・・・・・・
・・・チッ・・・。
酒やタバコが害毒の筆頭とされてから、ずいぶんと久しい。
酒はニトロのように、タバコは核廃棄物のように扱われている。
いいじゃないか、別に。
筒井康隆は、ウィスキーを頭の回転を鋭くする飲み物としてあげているし、タバコを吸う人間の論理的能力を大きく評価している。
まったくその通りだと喝采を送りたい。
俺の経験則からみても、真に面白みのある人間は胃にアルコールを注ぎ、肺に紫煙を充満させている人間だ。
人は「健全なる精神は、健全なる肉体にこそ宿る」などとおっしゃる。
それはまったくその通りだろう。だが、その後にこう付け加えてほしい。「健全な精神ほどつまらないものはない」と。
人間、常に肉体を害し、命を削っていくほどの余裕がないと、どうもこうも深みがでないのだ。
健康が一番。それもいいだろう。しかし、一番を目指すような人間達ほど面白みのない人種はいるまい。
そんな人種はあれだ、セックスは正常位しかせず、音楽を聴いてもボーカルやギターの音しか聞いていないだろう。きっと、エビの尻尾も食べたことがないに違いない!
バタイユはこう言う。喫煙とは現代における祝祭であると。
これまた喝采だ。
果てしなく続くルーティンワークとしての人生に楔を打ち込むものが祝祭なら、祝祭を忘れた現代人に残された最後のエアポケットこそが喫煙ではなかろうか。
ボードレールのように俺も叫ぼう。「酔いたまえ」と!
酒瓶の底にこそ楽園は沈んでいるのであり、タバコの煙を吸ってこそ「あの人」に憂鬱なため息を見せることができるのだ!
・・・・・・
・・・チッ・・・。
まあ、あれですな・・・。こんなことを言ってるヤツには、絶対自分の娘を嫁に出したくないですな・・・。
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  1. 2005/05/01(日) 02:41:31|
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★「コンスタンティン」

公開初日のナイトショウで見てきました。他にも「インファナル・アフェアⅢ」とか「マスク2」とか「阿修羅城の瞳」とかが初日だったけど。今月はこれが劇場1本目。やっと見ようかなっ・・・って作品が始まりだした感じですよ。さすが、川崎チネチッタ・・深夜のわりにはお
  1. 2005/05/01(日) 04:01:41 |
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